海外口座を開き投資機会を増やす
海外口座を開き投資機会を増やす
日本では国内ETFと海外ETFを合わせて100本以上売買できるようになりました。
もっとも、米国には約700本、ヨーロッパでも300本以上のETFが取引されており、世界の
ETFは合計1500本近くに達するといわれています。
日本でも楽天などのインターネット証券や野村、大和などの大手証券で様々なタイプの海外
ETFを売買することはできます。しかし、国内で扱っていない海外ETFを売買したいなら、
海外の証券会社に口座を開いて取引することを考えてもいいでしょう。
日本にいながら海外の証券会社に口座を開く方法を考えてみましょう。
まず、外国証券会社で売買するには基本的にオフショアで口座を開くのが前提。
一般的には米国内や英国内に口座開設ができると考えられていますが、非居住者である
日本人が口座を開くことは極めて限定的です。
米国のオンラインブローカーでは口座開設にあたり、4種類の情報が最低限求められます。
◎米国内の住所
◎生年月日
◎社会保障番号または納税者番号
◎勤務先名・住所
マネーロンダリング(資金洗浄)やテロ・犯罪活動を防止するための基本的に必要とされる
情報ですが、米国人以外の場合、かなり厳しい本人確認が求められます。
世界には様々なオフショア金融センターがあります。日本人がよく利用しているのが、香港
シンガポール、マン島、ベルギー、ルクセンブルクなど。
海外口座を利用する一番大きなメリットは、日本で販売されていない金融商品(たとえば、
ETFや外国株など)を購入したり、外貨建てで資産を保有したりすること。もちろん、手続き
が面倒であれば、日本に拠点を構える外資系金融機関を利用したり、外貨建て資産で
運用するETFや投資信託を購入したりすることで、結果的に海外口座で取引するのと同じ
ような効果を得ることはできます。
海外口座を利用する際のポイント
①ある一定の語学力がないと海外口座を使いこなすのは難しいかもしれません。
英語での金融専門用語や言いまわしを知らないと、発注や決済で想定外の支障が生じ
たり、トラブルに対応できない可能性があります。
②現地の法制度が変更されるリスクにも気をつけましょう。非居住者の口座が停止され
たり、非居住者が購入できる有価証券に制限がつけられたりする、などの突発的な
事態が発生することがありえます。
③一般的に非居住者は、投資者保護基金などのような投資家保護の対象にはならない
ことが多いようです。
オフショアで金融取引をする投資家はそれなりの経験を積み、現地での取引のノウハウを
習得したうえで、リスク覚悟で臨んだほうが賢明です。