裁定取引で利益拡大のチャンス
裁定取引で利益拡大のチャンス
裁定取引は何らかの理由で価格が異なる同じ商品の価格差を利用して利益を獲得する
方法です。
ETFのマーケットでの裁定取引は頻繁に当たり前のように行われています。
国内でもっとも流動性が高く、純資産総額が大きいETFは日経225連動型上場投資信託
(1321)です。機関投資家はこのETFと日経平均株価を構成する225銘柄との間で裁定
取引を行います。
ETFは市場が開いている間はいつでも売買することができますが、価格は必ずしもETFの
純資産価額と一致しているわけではありません。
市場での価格は需給関係で決まるので、買いが売りよりも多ければ、そのETFの価格は
純資産価額を上回って推移することも起こるのです。
個人投資家はどのように、裁定取引を実践すればいいのでしょう。
①時間差裁定
割安な株価指数、業種、資産クラスを探し、時間をかけて収益を狙うのも裁定取引のひとつ。
②セクター裁定
為替相場が円高に振れると、輸出比率の高い国際優良株は業績悪化懸念から売られること
があります。
円高時には自動車、輸送機ETFを売り、円高メリットを受ける電力、ガスETFを買う、ロング
&ショート戦略(売りと買いの組み合わせ)も考えられます。
③資産クラス間裁定
これはヘッジ取引の一種かもしれません。たとえば、異なる値動きをする日系平均連動型
ETFと金価格連動型ETFの価格差に注目します。価格差は広がったり、縮まったりするので
過去のパターンを検証してみる。価格差が広がっているとき、つまり金ETFが高値圏にある
ときに金ETFを信用売りして日経平均ETFを買い、価格差が縮まったところでそれぞれ反対
売買して決済します。もちろん、信用売りを利用するのでコストや流動性には気をつけよう。
また海外ETFには様々な地域やセクター、債権、商品に連動するものがあります。
国内証券での取り扱いが増えれば、アイデア次第で様々な裁定取引ができるでしょう。